NSCoreが最先端CMOSで動作する低コスト不揮発メモリビットの開発に成功
2018年11月3日午前8時(日本時間) 株式会社NSCore
株式会社NSCore(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 堀内忠彦、以下NSCore)は、最先端CMOSの28nmノード上で動作する不揮発メモリビットの開発に成功した事を発表いたします。特殊工程の追加はなく製造コストの増加はゼロ、設計工期は最短化され、IoT製品やマイコンの普及・低コスト化に貢献いたします。
製造工程中の高温熱処理を嫌う高誘電率ゲート絶縁膜やメタルゲートが最先端ロジックCMOSプロセスでは標準実装されており、不揮発メモリの混載は不可能と言われてきました。NSCoreはPチャネル・ショットキー接合メモリセル「TwinBit」を新規開発し、マスク追加・工程追加無しに最先端CMOS上に不揮発メモリビットを実現しました。これは世界初となります。
「TwinBit」は、1万回のデータ書き換え、10マイクロ秒でのデータ書き込みを実現しています。これらの性能はIoT製品やマイコン製品の製造に最適であり、大幅なコストダウンを通じてその普及に貢献いたします。
NSCoreでは、今回の新開発不揮発メモリは世界の半導体工場で標準化されると考えており、今後もあらゆるロジックプロセス、並びにアプリケーション向けチップに採用されるよう、積極的な開発・販売を展開する所存です。
株式会社NSCoreについて
NSCore(エヌエスコア)は2004年9月に日本初のメモリIP・ベンチャーカンパニーとして創立されました。創立以来、不揮発メモリ技術をコアコンピタンスとして半導体集積回路における革新的な設計IPの提供をIDM、ファブレス設計会社をはじめ、多くのお客様へ向けに行なっています。NSCoreのIPは、ライセンス、設計上のデータベース、信頼性データ、設計サポート等の完全なパッケージとしてご提供されます。NSCoreは最先端の独自技術を背景にお客様ニーズに応え、最適なソリューションを低コストな価格で提供するビジネスパートナーを目指します。
https://www.nscore.com/
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